前回のブログにも書きましたが、夏期講習の1ヶ月半は受験生にとっては本当に大事な時期ですので、受験学年の塾生の皆さんにとって充実した1ヶ月半であったことを心より願います。
さて、先日、新木場の夢の島公園にある「第五福竜丸 展示館」に行ってきました。
1954年、アメリカの核実験により、ビキニ環礁で第五福竜丸が「死の灰」を浴び、久保山愛吉さんが亡くなられた事件で有名な、第五福竜丸です。
そこに展示されている事件の経緯を見て、自分がかなり思い違いをしていたことを知りました。
私は「死の灰」を浴びたのは、第五福竜丸だけであると勝手に決めつけていました。
しかし、実際には多くの漁船が死の灰を浴びており、被爆の影響で輸血を必要とした方が多くいらっしゃり、その輸血の際に使った針の使い回しが原因で、肝臓の病気でもっと多くの方が亡くなられたらしいとのことなどを初めて知りました。
そして何より、マーシャル諸島では、数多くの核実験の影響で、今でも帰れない人がいるという紛れもない事実がとても衝撃でした。
気分転換のつもりで訪問したのに、すこーーし気分が重くなった訪問でしたが、歴史を教える人間として、こういった歴史をみんなで共有することで、多くの人たちが核エネルギーや世界平和のあり方について考えるきっかけになるのではないかと思えた良い経験となりました。
いつか授業の中でも触れてみたいと思っています。
多くの塾生の皆さんにとっては、夏期講習と前期の期末テストが終わってひと息ついた頃かと思いますが、これから秋に向けても一緒に頑張りましょう!
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